平成21年に入社し、これまで支援員、相談員として利用者様の生活支援に携わらせていただきました。
入社したばかりの頃、“今日できることは今日やろう”という気持ちを自身の念頭に置いて業務に努めて参りましたが、実際は毎日めまぐるしく過ぎていく時間に追われ、目の前のことで精一杯となり、最も大切な利用者様との関わりが薄れてしまうこともありました。また、2年目には次第に担当業務も増え、それと同時に失敗も増えてきました。
老人ホームという現場で働くことに憧れて踏み込んだ世界も、決して楽しいことばかりではないという現実にぶつかったとき、支えとなったのは職場の方々の優しさでした。
「最近元気ないよ」と声をかけて下さった先輩職員の温かい言葉は今でも忘れません。大学時代から共に過ごしてきた同期も私にとって心強い味方です。大森老人ホームは、そんな職員の優しさが魅力だと思います。
昨年、第1子を出産し1年半に渡る育休を経て復帰しました。不安でいっぱいだった私を周りの方々は笑顔で迎えて下さり、同じく利用者様も「待ってたわよ」「これから大変だけど頑張ってね」などと、お声をかけて下さいました。
いま、私が子育てをしながらお仕事を続けていられるのは職員や利用者様、多くの優しさがあったからだと思います。ゆっくりではありますが、1年半のブランクを少しずつ埋められるようまた現場で精一杯努めていきたいと考えます。(村岡 蘭)